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zoom RSS 海外感染症通信(2009年12月号)

<<   作成日時 : 2009/12/03 17:25   >>

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世界各地でのデング熱流行状況
 ベトナムでは10月までに7万人のデング熱患者が発生しており、これは昨年よりも16%以上多い数となっている。とくに今年は南部だけでなく、ハノイなど北部でも患者が発生しているようだ(Pro MED 2009-10-26、外務省渡航情報 2009-10-15)。マレーシアでも9月末までに3万人以上、フィリピンでは2万人以上の患者が発生した(CDC Outbreak News 2009-11-11)。台湾でも高雄を中心に11月中旬までに400人近い患者が確認されている(Pro MED 2009-11-17)。
 中南米では1月〜5月をピークにデング熱が流行していたが、7月末までに40万人の患者が確認された(外務省渡航情報 2009-11-20)。なお、メキシコでは10月から太平洋岸のNayarit州で患者が急増しており、その数は1万人に達した模様だ(Pro MED 2009-11-4)。

バリ島での狂犬病流行
 インドネシアのバリ島にはもとも狂犬病の流行がなかったが、近年、周辺の島からの流行が波及しており、10月末までに15人の死亡が確認された(Pro MED 2009-10-31)。同島には免疫グロブリンや組織培養ワクチンが充分にないため、感染動物の咬傷を受けた際には、シンガポールやバンコクなど近隣都市への救急移送も検討する必要がある。

エジプトで鳥インフルエンザ患者発生
 エジプトで11月中旬に3歳の男児が鳥インフルエンザ(H5N1型)を発病したが、症状は回復に向かっている(WHO Epidemic and Pandemic Alert and Response 2009-11-27)。2009年は全世界で鳥インフルエンザ(H5N1型)患者が49名確認されているが、このうち38名がエジプトで発生した患者である。2008年の全世界患者数は44名だったので、昨年並みの患者が今年も発生したことになる。

ブラジルで黄熱の流行地域拡大
 今年になりブラジル南部で黄熱患者が発生している。11月までにSao Paolo州では27人(10人死亡)、Rio Grande do Sul州では15人(4人死亡)の患者が確認された(外務省渡航情報 2009-11-20)。従来、これらの南部州では黄熱の患者発生があまりみられていなかった。Sao Paolo州のサンパウロや、Rio Grande do Sul州のポルトアレグレには日本人渡航者が滞在することも多く、事前に黄熱のワクチン接種を受けておくことを推奨する。

米国でのマラリア患者情報
 CDCは2007年に米国内で1505例のマラリアが発生したことを報告した(MMWR No58 SS-2)。その前年は1564例だったので、数に変化はない。ほとんどが輸入例で、アフリカでの感染が64%と最も多くなっている。マラリアの種類では熱帯熱マラリアが62%で最多だった。なお、日本の輸入マラリア患者数は年間100例以下である。

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